春から晩秋までの東京よりも長い日照時間(ここ20年の気象庁統計による)を一気に逆転する初冬からの天候の印象的が強く、長い間「暗く閉ざされた北陸の冬」みたいな誤解が広まっていた。
確かに金澤の冬は曇りや雨が多い・・だけどその隙間隙間、プラチナを溶かした様な青空から鮮烈な陽が差して濡れた街がキラキラ輝く光景が多く出現する街でもある。
紅葉も始まったばかりの、朝から降ったり射したりゴロゴロ鳴ったり忙しい日の夕方、茶屋街からクルマで数分のこの場所に空を眺めに出掛けてみた。輪郭を眩く輝かせながらゆっくり流れる雲、太陽が四方八方に大見得を切るかの様に光の筋を伸ばし、なかなか見応えのある舞台。時々辺りの森全体を轟音を立てながら風が吹き抜けていく・・
余談だけど初代「中村歌右衛門」は金澤の生まれ。お墓は卯辰山山麓、東山の真成寺にある。
2013年11月07日 16時21分撮影
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