金沢のホントの魅力はスポットではなく‘複雑な地形’全体(と変化に富んだ気候)にある、と思う。(歩いて歩いて佇んで・・徐々に沁みてくる魅力。街全体をゆっくり庭園の様に散策して初めて分る魅力)
金沢旧市街の中心を背骨の様にまっすぐ貫く小立野台地の両側に展開する複雑な地形の中でも、最も入り組んでいる‘木曽谷’と言われる地域。此処は画面手前にほぼ隣接している前田家菩提寺宝円寺(俵屋宗達のモノとされるお墓もある)脇から谷へ降りる名もない階段坂だけど、ここを通る人達に愛されている坂であろうことは容易に想像出来る、幸せな包まれ感がある場所。
花のまま落ちた桜(多くはスズメが遊んで落としたモノだろう。突然桜が散り始めた・・と思って見上げるとスズメ達が桜の枝で遊んでいる・・というコトがよくある)に飾られた坂の途中で寛ぐ親子、春の始めの真ん中の幸せな夕方。桃源峡谷。2013年4月4日16時53分撮影
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